旅する雲 未知なる空

こんにちは。考えている事をダラダラと綴っています。基本日記。自然体。

【感想】ハイキュー!!35 『鳥籠』

「翔陽 面白いままで居てね」

前回は,恐怖の研磨で終わりました.

相変わらずホラーですな.

 

第306話「照準」

 まず,表紙なんですけど・・・,タッチを変えてきたんでしょうか?

リエーフの姉・アリサさんと潔子さん・・・.何だか女装した男に見えるんですが・・・.潔子さんは口元にホクロがあったから辛うじて分かりました.

「「負けたら」 そんな事考えて 水差しちゃだめだよ」(木兎)

木兎が高3になっちょるー!むっちゃ高3みたいな顔してますよ,彼.「水を差す」なんて難しい言葉使っちゃって~!(直後に「水を差す」の使い方を赤葦に確認.)そのままやっちゃんに圧をかけていきますが,やっちゃんは「今まで自分になかった思考を思い知るのは 痛気持ちいいです」とぎらついた顔.分かりますね~.新しいことは衝撃を受けるけど面白いし,知ることができてよかったと思いますよね.他人と接するというのはこういうことだと思いますよ.(何の話)

 

均衡を保っている烏野と音駒.旭のノータッチエースで,烏野乗ってきた?

 

おまけページで「やぶさかでない」を使ってみたいと言う木兎.超分かるわ~.中学生の時言ってみたいセリフとかメモしていたんですが,「やぶさかではない」もそのリストに入っていました,はい.

 

第307話「粘り」

何かな~,もうずっと前からですが,作画がな~.

それにしても,音駒とのラリーは本当に長い.ああなってこうなって,ここだ!でも拾う!今度こそ!拾う!・・・みたいな.「粘り」ですね.守備は勿論攻撃も「粘り」.一見,音駒は防戦してるんですが,天童さんが「空中が縄張りの烏の方がしんどいだろね」というように,耐えているのは烏の方と.本当に鳥であるわけじゃないからな~.

 

第308話「針と大剣」

時として 一番辛く見える道が 一番楽な道

目先の辛さではなく,長い目で見ましょうと.烏野は誰一人手を抜きませんね.故に,大分疲労しています.特に得点源の旭と田中.体力バカの影山と日向は平気そうですね.

サブタイトルの「針と大剣」ですが,音駒と烏野のことを言っているんですね.戸美の大将が音駒の事を「「殴られた」どころか「つつかれた」事さえ気づかないのに 知らないうちにダメージ喰らってる みたいなことがちょいちょいあるんだよね」と言っていました.守備力が凄まじいですが攻撃力がそこそこの音駒.しかし,気が付くと追い込まれている.針でじわじわと攻めているんですね~.

と,音駒を上げつつ,影山のサービスエース!!この戦い,あんまり日向が使えず,影山もあまり目立っていなかったんでね,久々の影山でした.2回目の影山サーブも強烈で,音駒は返すだけになりますが,研磨は本当に毎度相手コートをよく見て返しますね.

「とぶのは おれにとって 別腹です!!!」(日向)

何か,お~って感心しそうになりますが,怪我とかしないんですかね.この漫画自体,あまり致命的な怪我人が出ない気がします.試合中に澤村と月島が怪我しましたけど,すぐ復活しましたし,夜久さんもフツーにこの試合出てますし.敵チームには3年で出られない人いましたけど.あとは中学時代にオーバーワークで故障した及川ですね.及川は初登場の時も怪我明けだったな.他の漫画と比べたら,別に多くも少なくもないかもしれないんですが,いつも全力で動いているのを見ると,どうも気力だけでどうにかなるもんじゃないような・・・とふと思いました.部活をやっていた時,周りはしょっちゅう故障していたんでね.まぁそれを漫画でやられても冷めてしまうかもしれません.

 

第309話「誘発」

日向のタッチネット判定.観戦している人たちは「タッチネットか~惜しかったな~」とか「音駒はラッキーだな~」と思ってしまいますが,私には分かりますよ.これは「タッチネットさせられたんだ」と.サブタイが「誘発」ですしね.あと,研磨は前にも似たようなことをしていた気がする.

リエーフの敵も味方も同時に殴っていくスタイル,イイですね.手に負えない巨人らしさが出ています.

「(互いに触発され 加速してゆく)」(赤葦)

お!これは日向が1年合宿で学んだ,大きな山なりのパスを使う時ではないか?!

山本の敵チームである田中を認めつつも負けられないと考えているところ,同時に味方の福永にも同様に考えているところ,見習うべきメンタリティですね.福永はあまり脚光を浴びませんが,いい仕事してますよね.静かな仕事人.音駒の2年の3人はそれぞれ性格がバラバラで面白いです.余談ですが,高校の時のひとつ下に女子マネージャーが3人いて,3人はすごく仲が良かったんですが,皆それぞれダンス部・茶道部・軽音部と兼部しており,全然ベクトルが違っていて面白かったです.多様性って大事だと思います.

そして日向のスパイクはアウト.誘発されたミス.日向もアレ?と驚いています.誘発されたことに気付いていません.

おまけページ,福永はEXILEだった.

 

第310話「鳥籠」

このサブタイは35巻の表紙に載っていたやつですね.「烏龍」と空目しましたよ.

研磨の策略に気付き始めるノヤっさん.しかし,日向が完全にハマっていく.タッチネットからの,スパイクアウト,そしてドシャット.このブロックに対する月島の表情がイイですね.ん?みたいな表情.今回烏野は攻撃がフィーチャーされてますから,ツッキーはあまり目立っていません.ツッキーの活躍が見たいですな.

再び,恐怖の研磨.妖怪ですわ.ここからどんどん恐怖が増していきますよ~.

 

第311話「おしまいの悲しみ」

サブタイは基本的に無視しているんですが,今読み返していて,「あ,サブタイこんなだったんだ」と思いました.

日向は相変わらず根性論だなあ.「がんばったらできるやつ」かぁ・・・.日向の精神力はすごいし,見習いたいと思うこともありますが,何だかな・・・,結局解決してないような気がします.

「だって100%で跳べない翔陽に 影山は興味なんか無いでしょ?」(孤爪)

冷酷に言い放ちましたよ.孤爪の思考に隙があるとしたら,こういう思い込みが外れた時ですよね.大抵勝てそうにない敵がやられるのは,思い込みや油断が原因ですからね.しかし,今回はどんどんハマっていく日向.リエーフがバックアタックを決めた後に日向が研磨をじっと見ますが,その顔がまたコワイ.正直どういう感情なのか分かりません.狂った顔してますよ.

「面白い翔陽が終わっちゃうのは悲しい」(孤爪)

思考がゲーマーですね.面白いゲームを終えてしまう感覚なのでしょう.そして,もう日向は攻略してしまったと.さっき黒尾に「どっちかっていうとラスボス」と言われていたのは面白かったです.

日向のさっきの表情の裏付けとして,研磨との回想のコマが小さくありましたが,研磨が結局冷めていっている様子や「面白いままで居てね」と言われたのに応えられていないことに悔しさもどかしさを感じているんでしょうかね~?結局よく分かりません.

 

第312話「照準・2」

夜久さんの気迫が凄まじい.っと,ここでツッキー来ました.疲労からの出た研磨の隙を目ざとく気付いて,ブロック!!研磨とツッキーはどっちも冷静な頭脳派なので,もっと対戦が見たいっスね.

「がっかりするには早い気がするねえ 研磨」(猫又監督)

そうそう,攻略した気になっていると足元掬われますよ.しかし,ここで黒尾の活躍.守備の指揮を執りながら,スパイクも決める.ここのブロックはツッキーでした.ある意味師匠である黒尾にはまだ敵いませんな.悔しそうなツッキーでした.そして,今度は逆にツッキースパイクの黒尾ブロック.

「くそ 僕の方が身長(タッパ)はあるのに 大きく感じる」(月島)

そりゃそうですよね~.黒尾の方が断然格上ですし.しかし,ここで敵わなくて当然と思わないのは成長ですね~.まあ状況が状況ですから,そんなん言ってられないんですけどね.ツッキーは是非ジャンプ力も伸ばそう!高身長は高さ極めようぜ!

「夜久衛輔・・・奴は ボールに触らずしてスパイカーを殺す男なのだ・・・!!」(木兎)
「(これが)守備の完成形だ・・・!!」(五色)

やっくん,強すぎ.ハイ,ベストリベロ.ユースとかに選出されないのかね,彼は.(「かんせいけい」と打つと,「慣性系」と変換されてしまう物理専攻あるある)

 

第313話「「諦めない」って 口で言う程 簡単な事じゃない」

サブタイでセリフ調なのは初めて見ましたね.

「次は踠くといい」・・・

もう研磨は魔王ですわ.地の文から滲み出る魔王感.

スガさん投入~!ツーセッターからの,アタッカーに影山追加で攻撃5枚のシンクロ攻撃!!ここで日向は使わないだろうなと思ったら予想通り使わず,影山がスパイク.強烈!しかし,この攻撃も含めてここからずっと日向は「助走距離確保」と,全力で攻撃に臨み,踠きます.

研磨の驚いたような顔・・・作画どうにかなりませんか?正直気持ち悪いです.

 

第314話「最強の味方・2」

影山のターン.影山は今回静かですね.あまり目立っていません.

「”オープン”!!!」(影山)

来た~!これ,さっき私が言っていたやつですよ.大きな山なりのパス!もっとはやくもっとはやくと焦る中で,このゆったりとした余裕のあるパス.以前の影山なら考えられないですよ.成長しましたね~影山.またこれは,日向が機動力だけではなく高さでも勝負できると思ってのことでしょう.「(オラ! とべ!!)」っとトスをあげました.

そして,星海さんみたいにドンッと跳び上がる日向.見開きで鳥籠をぶち破る絵と並んでいます.これが突破口となっていくのか・・・!

 

全体を通して

研磨と日向の巻でしたね.お互い,どういうチームか分かっていて,何度も対戦しているし,どっちが勝つか分からない戦いですよね~.ストーリー展開としては,烏野が勝つんでしょうけども.目新しい技とかもあまりないですし(忘れているだけかも),最終セットでどう盛り上げるのか.

作画がいつまでたっても慣れません.デフォルメされて鳥山先生っぽくなってますよね.戻ってほしいです.連載の間隔多少長くなってもいいですから・・・!最近単行本が頻繁に出てて嬉しいんですけどね.