旅する雲 未知なる空

こんにちは。考えている事をダラダラと綴っています。基本日記。自然体。

【感想】BANANA FISH #22 "As I Lay Dying 死の床に横たわりて"


STORY

マックス達を人質にとられてしまったアッシュはフォックスの前に姿を現すが、マックス達は国立精神衛生センターに連れていかれることに。
英二とシンは、ケインと共にアッシュを助けに向かい、アレックスはマックス達が乗っている車を追いかけることに。

 

 ※「」内のセリフは正確ではありません.

 

今回は時間があったので,OPも観ました.

アッシュが触れたガラスの壁が砕け散るシーンが,地味に逆転裁判OPと同じ構図だと気付いてしまい,ニヤリとしてしまいました.

 

前回も窮地に追い込まれていたアッシュ達.

マックスとシンの仲間達を人質に取られ,アッシュはフォックスの下に投降しました.

 

そして,マックス達とアッシュの状況を見た英二・シン・ケイン・ジェシカ.

前回のラストを見た時,マックスを見たらジェシカはとび出していって殺されてしまうんではないかと思いましたが,そこは大丈夫でしたね.今回はこの4人がアッシュの脱出の鍵になるでしょう.

 

 フォックスも例によってアッシュを殺さないんですね.手を組まないかと持ちかけてきました.

ディノは初めは「殺すな」と言っていましたが,それだと捕まえられないので,途中で「殺してもいい,ただし体は綺麗な状態で(曖昧)」という方向に.今は結局何とか生きたまま捕らえて言うことを聞かせたいんではないかと思います.

ユエルンも敵対はしていますが,今回「魔王となったアッシュと命を懸けて戦いたいのさ」と言っていて,やはり誰もが殺すのは惜しいと考えているんですね.

 

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アッシュに迫るフォックス

アッシュがただの暴力に屈しないことは分かっていると,性的暴行を加えます.

この前,マックスがアッシュの幼い頃のそういう写真を燃やし,「お前はもうこういうことに縛られることはないんだ」と言ってくれたのに,再びこういうことになってしまったのは悲しいですね.幼い頃の記憶がトラウマになっているはずなのに,こういうことに慣れてしまっているのも悲しい.刑務所では手段として利用していましたし,国立精神衛生センターや様々なところで武器にもしています.一見平気そうで強かに見えますが,辛くないわけがないんですよね・・・.

英二・シン・ケイン・ジェシカの4人はアッシュの捕らえらている場所にたどり着きます.フォックスがディノに呼び出されて,部屋を出ていき,代わりに2人の部下が入ってきました.結局アッシュの機転で2人は殺され,そのタイミングで英二達4人が襲撃し,アッシュは脱出します.アッシュは「バカ!何で戻ってきたんだ!」と怒鳴りますが,シンと英二は親に叱られている子供みたいな顔をしていました.

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5人は走って遠くまで逃げました

脱出後,ケインがアッシュに声をかけると同時に肩に手を乗せると,アッシュはハッとその手を払います.ケインは「どうした?」と尋ねますが,「何でもない」と答えるアッシュ.ジェシカはその様子を見て,アッシュに何があったか察します.木製の箱に腰を掛け「少し休む」と俯き,怯えるように小刻みに震えるアッシュ.辛くないわけないんです.それを見た英二は何も言わずにただ優しくアッシュを抱きしめます.英二は目を閉じていましたが,辛そうな表情をしていました.アッシュは少し驚いたような顔をしますが,そのまま身を預けます.アッシュの心が少しでも救われていてほしいです.

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震えるアッシュを見つめる英二

英二はコートを着ていますが,アッシュは元々着ていたTシャツを切り裂かれています.日本人と外国人では代謝や筋肉量なんかで,体温や体感温度に差があるのかとは思いますが,それでもアッシュの格好は寒いでしょうし,そもそも満身創痍です.本当に心身ともに温めてあげたいと思えました.

 

そして5人は隠れ家に戻ります.そこにはシンやケインのそれぞれの仲間が待っていました.未だにアッシュを受け入れられないラオはシンと口論になります.やりきれないシン.シンはアッシュに「ボスになんかならなきゃよかったと思うことはあるか?」と尋ねます.「そんなのしょっちゅうさ」とアッシュ.考えてみると,アッシュは確かまだ18歳ですが,シンはそれよりもさらに若いです.シンもなかなか大変な立場です.精神的にもまだ未熟で,最初に登場した時は頼れる存在でしたが,アッシュにかみついたり徐々に子供らしさが露わになっていきましたね.恐らく15,16歳でしょう.あの若さで一派閥を仕切っているんですから大したものですよね.あのヨーヨーみたいな武器がカッコイイです.自分の武器を使いこなしている人ってすごいカッコイイですよね!

 

ユエルンにアッシュとシンの事を話すラオ.ラオはシンに逆らうようなことを言っていましたが,ユエルンにシンの命を引き合いに脅されているからなんですね.アッシュのことだって,ショーターのことがあるから.ラオはとても仲間思いです.しかし,裏を読んだりはできないし,強大な力を持っているわけではありませんので,悪い奴らに振り回されてしまいます.また,ユエルンに英二の名を出しましたが,「そいつとお前は一切関係ない」と一蹴されました.ラオはまだよく英二を知りません.英二のことを知ったら,仲良くなれるような気もしますね.シンやショーターも英二と仲良くなりましたし.ショーターは性格的に誰とでも仲良くできそうですけどね.

ラオとは別に,また2人のシンの仲間がユエルンの下へ.この2人は英二の殺害を命じられていましたが,英二にはいつもアッシュがべったりで殺す隙がないと訴えます.ユエルンは「むしろアッシュと奥村英二が2人きりの時を狙え.その時のアッシュは気が緩んでいる」というようなことを言います.

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アッシュの弱点を突くユエルン

2人のシンの仲間が去っていった後,ブランカは「奥村英二を殺してはなりません」とユエルンに伝えます.この言葉は何かの策の一つなのか,それともアッシュに対する情から出たものなのか.ブランカは仕事に私情は持ち込まないプロの殺し屋ですから,後者は考えにくい.はずなのですが,どうしても表情や口調から,そうなのではないかと思えてしまいます.やはり,ユエルンが不利になるからなのでしょうか・・・?

しばらくして,ブランカはユエルン邸から出ていく準備をします.英二を殺させないために.ユエルンはブランカを止めますが,ブランカの決意の強さを悟って,最終的には英二達の居場所を教えます.

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ユエルンに進言するブランカ

 

一方,英二とアッシュ.英二はアッシュに思いやる言葉をかけ,「一緒に日本へ行って,自由に生きよう」と提案します.以前も話していましたね,「いつか日本へ行こう」と.その時よりさらに深刻に,真剣に話していました.「日本語の勉強をしなきゃな」と返すアッシュ.「全然教えるよ!」と俄然声を弾ませる英二.そして本当に日本語の勉強を始めます.2人は和やかな空気に包まれていきました.しかし,視聴者としては「ああ~・・・あからさまなフラグだ・・・」と緊張.案の定,さっきユエルンの下を去っていった2人がやってきて発砲しました.アッシュはドアに背を向けていましたが,いつもなら微かな物音などで察知できたでしょう.しかし,完全に気の緩んでいたアッシュは全く気が付きません.先に気付いたのはドアが見える英二で,「危ない!」とアッシュを伏せさせます.と,同時に銃弾は英二の脇腹のあたりに命中しました.それを見たアッシュは怒り狂い2人に銃撃を何発もくらわせます.いつも何より大事にしてきた英二が遂に撃たれました.と,ここで思ったのですが,ユエルンは結局アッシュと英二のどちらを狙っていたんでしたっけ?分からなくなりました.

 

英二~.これ,24話で終わるんですかね?

絶対終わらないですよね.原作は読んでないんですが,さすがに何もかも決着がついていませんからね.

第2期があるとしたら,ディノの声は変わってしまうんでしょうかね・・・.

 

長く書いた割に,内容がないですね.

次回はもっと簡潔に書きます.